G1競走『トーキョー・ベイ・カップ』とは?
G1競走『トーキョー・ベイ・カップ』は平和島の周年記念競走です。
競艇では、各競艇場ごとに1年に1回または2回、開設〇〇周年の競走が行われます。
今回は、ボートレース平和島64周年記念のG1競走です。
開催期間は2018年7月20日~25日となっており、平和島では今年2回目の周年記念競走となります。
出場選手も東京を代表する強豪ぞろいです。
前回の平和島63周年記念競走で優勝した『長田頼宗』選手(東京)は5月のびわこG2MB大賞でも優勝して、現在絶好調の状態です。
平和島でも5月のG3で優勝しており、今回の64周年競走でも注目の選手と言えるでしょう。
また、現在の東都エースである『濱野谷憲吾』選手(東京)も忘れてはいけません。
平和島51周年を制した濱野選手は、近年やや停滞気味でしたが、6月の丸亀周年で3年ぶりにG1優勝を決めました。
まだまだ若い選手には負けないベテランの腕を見せて欲しいところです。
遠征勢も5月末に尼崎オールスターで2度目のSG優勝を飾った『中島孝平』選手(福井)をはじめ、有力選手が目白押しです。
中島選手は平和島56周年を制した経験もあり、当地での活躍も期待できます。
長田選手、濱野谷選手をはじめとする東京勢が地元の意地を見せるのか、中島選手たち遠征勢が勝つのか、レース結果に期待が高まります。
予想の際は風向きに注意!
平和島周年が夏に開催されるのは珍しいです。
ボートレース平和島は追い風と向かい風でコース別の勝率が大きく異なる特徴があります。
上の図は、2018年1月に開催された平和島63周年の時の向かい風、追い風のそれぞれのコース別レース結果になります。
1コースの勝率が、追い風時は67.9%と高いことに対し、向かい風時は23.1%と半分以下になっていることがわかります。
一般的に、スタートでのスピードが乗りやすい追い風時は1コースが有利と言われています。
夏場の平和島は追い風のレースが74.4%となっており、今回の64周年では1コースが有利なレースが多いと言えるでしょう。
競艇のエンジンは夏場と冬場とでは、夏場の方がスピードが出にくい特徴があります。
つまり、風向き的には1コース有利、エンジン的には1コース不利ということになります。
ここで、どちらを重視すべきかというと風向きです。
エンジンは毎年性能が上がってきており、気温による性能差はほとんどなくなってきているからです。
平和島64周年トーキョー・ベイ・カップでは、風向きに注意した予想が重要だと言えるでしょう。